【Tesla】2020年第4四半期決算(2020年12月31日締め)
Teslaの2020年第4四半期決算(2020年12月31日締め)の結果は以下の通りでした。
EPS | 売上高(M) | 売上高成長率(前年同期比) | 売上高ガイダンス予想(M) | |
予想 | $1.03 | $10740 | – | – |
実績 | $0.8 | $10744 | 46% | – |
テスラの納車・生産台数はコロナの影響を跳ね除けて大きく伸びています。2020年の生産台数は509,737台でした。納車台数は、499,550台でわずかに50万台を下回っています。一四半期あたり18万台のペースを維持すると、72万台前後になります。
ただ、以下のロイターの報道にある通り、ガイダンスが示されず、はっきりとしたガイダンスの設定は避けられています。
21年の納車台数について投資家は、20年の目標50万台を大幅に上回る水準に設定されると期待していたが、テスラは曖昧な見通しを示すにとどまり、具体的な目標は提示しなかった。
同社は声明で「納車台数は今後数年にわたり年平均50%の伸びを達成する見通しだ。これを上回るペースで増加する年も出てくる可能性があり、2021年はそうなると見込んでいる」とした。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は昨年10月の決算会見で、21年は84万─100万台納車を目指すかとアナリストに質問されたのに対し、目標は「その辺りだ」と答えていた。別の幹部も、来四半期にガイダンスを示すと述べていたことから、投資家の間では期待が高まっていた。
ちなみにトヨタの2020年の販売台数は869万2168台でした。Teslaのおよそ17倍です。アメリカで生活しているとわかりますが、本当にたくさんテスラが走っています。競合他社次第でトヨタほどになるかわかりませんが、1強状態でまだまだ伸び代がありそうです。
売上高は納車台数とほぼ一致した推移をしています。2020年の売上高は$31,536Mでした。日本円だと3兆円はゆうに超えています。
ちなみにトヨタの2019年度の年間売上高は29兆9299億円でした。納車台数では17倍の差がありましたが、売上高では差が10倍以下です。
ちなみに、トヨタの2019年の営業利益2兆4428億円で粗利益率は22.7%、営業利益率は8.2%でした。テスラの2020年の粗利益率は19%、営業利益率は6.3%でした。トヨタの方が利益体質は良いですが、EVがガソリン車に性能だけではなく、コストの面でも全く見劣りしないことが証明されつつあります。
営業利益が黒字化して以降、株価がグイグイ伸びています。黒字化する前は株価はずっと横横でしたが黒字化した途端から半端ではない勢いで株価が伸びています。株価が売上高ではなくて利益に連動していることがよくわかります。